「だけじゃない。愛媛大学工学部」
パンフレットのしごと
DESIGN,EDIT,WRITING … CM食堂
2024‐
愛媛大学の利点は生活に必要な店や遊び場、観光地までが徒歩&自転車圏内。周辺の他大学と比べても恵まれた学びの環境をアピールすべく、愛媛大学工学部で、新たにイラストマップ仕様のパンフレットを制作した。
愛媛大学の利点は生活に必要な店や遊び場、観光地までが徒歩&自転車圏内。周辺の他大学と比べても恵まれた学びの環境をアピールすべく、愛媛大学工学部で、新たにイラストマップ仕様のパンフレットを制作した。
レデイ薬局は2024年に初の試みとなる無人コンビニエンスストアを立ち上げた。四国初出店でもある無人コンビニの第1号店は松山大学構内にある既存の建物の一室を利用して出店。学生だけでなく、地域住民も利用できる親しみやすいコンビニ店舗をいかに創出するかが課題だった。
ロゴデザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
LOGO DESIGN
船田 鉄心
無人コンビニは、コンパクトな店内にあるいくつものカメラが客が手に取った商品を瞬時にチェックしているため、レジで商品バーコードを読み取り機にかざす必要もなく、スマホ1つで「ピッ」とスマートに会計ができる。そこから、小さなコンビニ、少量の買物を示唆する「ちょっと」と会計音の「ピッ」を組み合わせて、「chopitto」(ちょぴっと)という名称に決定。
今後の他店舗展開も視野に入れつつ、学生や地域住民に愛される親しみやすさをロゴタイプの丸みやグリーン色に込めた。また、ロゴを文様化し、サインなどに展開している。
サインデザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
GRAPHIC DESIGN
相原 泰典
船田 鉄心
店舗は渡り廊下のある建物1階部分のため、日中でも若干薄暗い。そこで、入口周辺をロゴを文様化したホワイトベースのパネルで覆い、通行人が自然と目が行くように設えた。
また、渡り廊下の外側、遠くからやって来る人への視認性も考慮して、渡り廊下の外壁部分にもサインを設置。どこから近づいてきても見えるように、入口前の角柱2本にも、それぞれ4面にサインを設置した。
既存の構内ロードサインにも、後貼りで店舗への誘導サインを施している。
CCE AWARD 2024
グランプリ受賞
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
GRAPHIC DESIGN
相原 泰典
船田 鉄心
愛媛県のクリエイターが集う「クリエイターズクラブえひめ」(CCE)。
毎年開催しているクリエイターたちのコンペティションで、chopittoの空間・サインデザインがグランプリを獲得した。
愛媛大学工学部では、国や地域から要望が高まっているIT人材育成のため、2024年度から「デジタル人材育成特別プログラム」を新設。昨年度に引き続き、学生を募集するためのパンフレットを制作した。
パンフレットデザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
EDITRIAL DESIGN
相原 泰典 河野 はるな
ILLUSTRATION
舩田鉄心
昨年度からパンフレット(A3/二つ折り)の表紙デザインを一新。
すでに、デジタルが身近にあることを実感させつつ、さらに将来的に発展していくことをテキストとイラストで表現することで、ターゲットである高校生に興味を持ってもらい、中面詳細への誘導を図った。
<画像上>表紙
<画像上>中面
愛媛大学工学部は、他大学同様、常に男子学生がその大半を占めている。女子学生にも工学部の魅力をもっと伝えたいと、工学部OGたちの就職状況や現役女子学生の声を伝える、女子のためのパンフレットを制作した。
パンフレットデザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
EDITRIAL DESIGN
相原 泰典 河野 はるな
一般的に、男性寄りの学部と思われがちな工学部であるが、実際には、女子学生が生き生きと好きな分野を学び、目指していた業界に就職し、自己実現を果たしている。
そんな女子学生の姿を、これから進学する女子高校生に伝えたい。そこで、これからは工学系女子の時代が来る!という意味合いでパンフレットのタイトルを「工学女子時代」と銘打ち、さまざまなOGの姿や現役女子学生の生の声をぎゅっと凝縮したパンフレット制作した。
仕様:A4/8ページ
<画像上から順に>
表紙・裏表紙
p1‐2
p1‐2
p1‐2
CM食堂では、毎年企画系デザイン事務所らしいデザインで自社の年賀状を制作していた。新事務所への移転を機に、年賀状を遠慮させていただく方針としたが、振り返ってみるとなかなか面白いものばかり。先様にも好評を博した年賀状デザインを公開。
2009年の年賀状
DESIGN
相原 泰典
日本はこれからどこへ向かうのだろう。
2011年の年賀状
DESIGN
相原 泰典
卯。
2012年の年賀状
DESIGN
相原 泰典
指折り数えて、お正月。
2013年の年賀状
DESIGN
相原 泰典
ミ〜♪
2014年の年賀状
DESIGN
相原 泰典
うまっ。
2015年の年賀状
DESIGN
相原 泰典
平和が一番ですよね。
2018年の年賀状
DESIGN
相原 泰典
賀正。
正の字は数をかぞえるときにも使う。
さて何個ある?
2021年の年賀状
DESIGN
相原 泰典
も〜。デリシャス!!
2022年の年賀状
DESIGN
相原 泰典
丑年から寅年へ。
2021年から2022年へ。
愛媛大学工学部では、国や地域から要望が高まっているIT人材育成のため、2024年度から「デジタル人材育成特別プログラム」の創設を決めた。創設にあたり、優秀な学生を募集するためのポスターとパンフレットを制作した。
ポスターデザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
EDITRIAL DESIGN
相原 泰典 河野 はるな
ILLUSTRATION
小澤(40km/h graphics)
デジタルで創造できる未来をイメージした事例を3つ挙げ、それをコミカルなイラストで表現した
女子学生や文系の学生にも興味を持ってもらいたいという意図もあり、理系にありがちな寒色系の紙面ではなく、ピンク色の背景とし、いわゆる工学系の広報からの差別化を図った。
パンフレットデザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
EDITRIAL DESIGN
相原 泰典 河野 はるな
ILLUSTRATION
小澤(40km/h graphics)
ポスターと連動したパンフレット(A3/二つ折り)を合わせてデザイン。
表紙はシンプルながら、タイトルでインパクトを表出させている。
西予市三瓶町。柑橘農家「ひさしげ農園」では、オリジナル柑橘ジュースを製造販売している。ジュース用に栽培している柑橘は、甘みが強く、好評を博している。この柑橘ジュースに認知度を上げ、販促していくために、新たなオリジナル柑橘ジュースの商品ブランディングに取り組んだ。
ロゴデザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
PACKAGE DESIGN
相原 泰典
「甘みが強い!」と、ひさしげ農園のジュースを飲んだときに驚いた。この味わいであれば、甘いフルーツへの嗜好が強い首都圏に十分売り込んでいけると確信した。
そこで、ひさしげ農園の今までのジュースとは一線を画す、プレミアムジュースとして、高価格帯路線の商品群を作ることを提案。愛媛県の6次産業化補助金を受けるための提案書作成もサポートすることで、無事補助金を獲得し、費用を抑えながら安心してブランディングに取り組むことが可能となった。
新しい高級柑橘ジュースラインナップは、「継ぐ実」を意味する「TSUGUMI」と名付けられた。代々、農業を営んできた久重家が、柑橘栽培を次世代に継承するタイミングでもあった。
そこで、TUGUMIの商品ロゴとあわせて、さまざまなものに展開できるひさしげ農園のロゴを制作した。
TSUGUMIのロゴは、みかんの実とTSUGUMIの読みである「つぐみ」を一体化させ、原材料となる柑橘別に、ロゴの色合いを変えることで区別している。
果汁の搾り方も、より甘みの出る搾汁方法に変え、パッケージデザインも女性受けする、よりおしゃれなものを制作。
ブランディングの結果、首都圏からの引き合いが増え、愛媛県松野町のリゾートホテルのウェルカムドリンクとして採用されるなど、確実に販路が広がっている。
また、愛媛県が主催する「みかんジュースコンクール2023」において、ジュースの味やボトルのデザインなどが評価され、「SILVER AWARD」を受賞した。
パッケージデザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
GRAPHIC DESIGN
相原 泰典
ひさしげ農園の新しいプレミアムジュースブランド「TSUGUMI」のパッケージとして、180mlガラスボトルと720mlガラスボトルのラベルをデザイン。
原材料の違いをロゴ色で表現し、店頭で並べたときに、統一感がでるようにしている。
また、ラベルの上下を波形にし、形の面白さで特徴づけるとともに海の恵を受けた柑橘ジュースであることを彷彿させている。
(TSUGUMI 全商品イメージ:写真上)
・ラベルシール 180ml
陳列棚に並べたときにも美しく見えるように検証を重ね、180mlボトルは、表現面積の都合上、食品成分表示と一体化させたラベルとした。
(写真中央)
・ラベルシール 720ml
720mlボトルは商品ラベルと食品成分表示とを分けたデザインとした。
(写真下/左)
・封緘シール
キャップの部分には封緘としての役割を持つオリジナルシールをつくり、ここにひさしげ農園のロゴをあしらい、生産者が直接製造してるジュースであることをさりげなくアピールしている。
(写真下/中央)
・汎用シール
さまざまな包装資材に汎用で使えるシールをデザイン。配送用の段ボール箱や化粧箱、紙袋といった、包装資材は配送コストを抑えるために市販品を使用するため、TSUGUMIブランドのジュースであることを示すシールを作り、ブランドとしての統一感を醸成している。
(写真下/右)
パンフレット デザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
GRAPHIC DESIGN
相原 泰典
WRITING
河野はるな
今回、新しくブランディングしたプレミアムジュース「TSUGUMI」と従来のオリジナルジュース、2つのラインナップを掲げた商品パンフレットを制作。
生産者の顔が見えるよう、ひさしげ一家の写真を掲載し、園地で育った柑橘の写真もふんだんに載せた。
また、さまざまな柑橘を生産しているひさしげ農園の要望を汲んで柑橘の食べ頃カレンダーも掲載。どの時期でも、柑橘に興味を持ってもらえるようにとの配慮だ。
西予市三瓶町の地図をデザインに取り込み、地域の柑橘栽培がいっそう盛り上がるようにという願いも込めている。
愛媛県松山市でテント製造販売を手掛けるTMトミオカ。新たな展開として開発したテントをウェブサイトでPRするための動画を制作した。
CM制作
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
PLANNING,COMPOSITION
相原 泰典
SONG WRITING,COMPOSITION
相原 泰典
ARRANGEMENT,MIX
高岡 達朗
VOCAL
溝田 麻美
WEB CM
TMクリーンシェルター篇
TMトミオカが新型コロナウイルス感染対策のため、診療機関で使用する「TMクリーンシェルター」を新たに開発。そのPRと企業自体の紹介を盛り込んだ動画をプランニングし、制作した。
WEB CM
トラックシート「シャシャット」篇
女性や力のない人でも簡単にトラックのシート掛けができるようにと開発した「シャシャット」。
この画期的なトラックシートをPRするための動画を制作した。
CM SONG
トラックシート「シャシャット」や医療従事者の感染対策を行うための「TMクリーンシェルター」など、自社開発製品には、人への優しさが開発の原点となっている。
そこから、「優しさ」をテーマにした楽曲をオリジナルで制作。閲覧者の耳に残るCMソングとして展開した。
愛媛・東予港と大阪・南港、大分・臼杵港を結ぶオレンジフェリーのデジタルサイネージCMを制作した。
CM制作
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
PLANNING,COMPOSITION
相原 泰典
松山市駅コンコースで展開しているデジタルサイネージ用のCM制作をというオレンジフェリーのご要望を承り、大分・臼杵航路、大阪・南港航路、そして大阪・南港とUSJを直行バスで結ぶプランの3篇を制作。
九四航路篇
大分・臼杵航路については、空撮を提案し、ドローンによる海上を走る船体撮影を敢行。そのディレクションを行った。
ドローン撮影:大和空撮 白石淳也
阪神航路篇
船の走行画像や船内の画像についてはご提供いただき、編集、デザインを行った。
ユニバーサルシティ駅前ホテルアクセスプラン篇
愛媛・東予港からの乗り方や大阪・南港での船内休憩、USJへも楽にアクセスできることなど、訴求ポイントを盛り込みながら、イラスト展開し、編集、デザインを行った。
イラストレータ—:早崎雅巳
パンフレットデザイン
CREATIVE DIRECTOR
相原 泰典
EDITRIAL DESIGN
相原 泰典 河野 はるな
ILLUSTRATION
舩田鉄心
パンフレット(A3/二つ折り)の表紙には、大学とその周辺の主要な店舗や施設などを手書き風のイラストマップに。大学から、繁華街や観光地、さらには伊予鉄道の路面電車や郊外電車やJR松山駅にも近く、利便性が高いことをアピールしている。
また、工学部所属の学生にインタビューを行い、暮らしやアルバイト、遊びといった、生の声を本人の写真とともに掲載し、入学後のキャンパスライフがイメージしやすいように工夫を凝らしている。
パンフレット全体として、近県の他大学の工学部と比較しても、愛媛大学工学部のある城北キャンパスは非常に立地がよく、学びの環境としても、住環境としても優れていることを訴求している。
⼯学部案内・各資料
◆工学部紹介パンフレット「だけじゃない。愛媛大学工学部」
<画像上>表紙
<画像上>中面